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京田西工業団地の用地を取得

進和ラベル酒田工場 施工は特命で市村工務店

2010月3月11日掲載

 酒田市の京田西工業団地に新工場の建設
を計画している進和ラベル印刷(上山市蔵
王の森10番地 晋道純一社長)は3月11
日、酒田市役所市長応接室で分譲契約を結
んだ。現在、本間利雄設計事務所で実施設
計作業を進めている段階で、3月中には完
了させ、その後、確認申請手続きの完了を
待って、7月ごろには着工、11月の操業開
始を目指す方針だ。施工については、特命
で市村工務店が担当する。
 建設地は、京田西工業団地内の砂川電機
の道路を挟んだ南側で、ここにS2F延べ67
6.5uの施設を整備する。今回、分譲契約
を結んだのは、2,102.59uで、分譲価格
は36,000,000円。さらに、西側隣接地の1
,598.04uについても仮申し込みを行っ
ており、数年後をメドに取得し、工場を増
築する方針だ。
 晋道社長は「10年ほど前から鶴岡に営業
所を置いており、その活性化を図るには

どうしたらいいかと考えていたが、営業所
を強化するのではなく、工場を置いた方が
、地元に根付いた企業として、顧客に対し
てもっと細やかに対応できると考えた」と
立地の経緯を説明した。阿部寿一市長は「
京田西工業団地は、予約は何社か入ってい
るが、立地しているのは1社だけの状態。
厳しい経済環境の中で立地を決意していた
だいたことは、非常にありがたく感じてい
る。市としても、工事期間中から操業、そ
の後までしっかりフォローしていきたいと
考えている」と述べた。
 同社は、各種商品の顔となるラベルの作
成や、包装資材卸売などを行っており、東
京営業所のほか、鶴岡市青柳町に庄内営業
所を設置しているが、リスク分散の観点な
どから、県内における製造拠点を拡充する
ため、新工場の建設を立案した。

左が晋道社長
▲左が晋道社長