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新JAビルが完成

2期立体駐車場棟等は6月ごろ施工者選定へ

2010月1月20日掲載

 山形県JAグループの新たな拠点となる
新JAビルが完成し、20日に関係者約80人
が集まるなか、同ビル9Fフロアで定礎竣
工祭が行われた。
 式典では、県JAビジネスの今田正夫会
長、市川昭男山形市長らが玉ぐしを捧げ、
工事の完成を祝った。
 式典終了後、今田会長は「設計・施工業
者や、関係する皆様のご協力を得て、県J
Aグループの新たな半世紀の拠点となる施
設が完成した。これから2期工事に入るこ
とになり、近隣の皆様には、ご迷惑をおか
けすることになるが、引き続きご協力をお
願いしたい」とあいさつした。市川市長
は「農業振興の拠点となることに大きな期
待を寄せている」と祝辞を述べた。施工業
者を代表して、千歳建設の千歳毅社長は「
これほど大きな工事を、われわれ地元の企
業に担当させていただけたことに深く感謝
している。15カ月にわたる工期のなかで

、延べ約3万人が工事に携わり、無事故で
竣工できたのは、関係する皆様のご協力が
あったからこそ」とあいさつした。また、
工事を担当した共同企業体の小山田涼一所
長は「地盤が固く、基礎工事が難航したり
、市街地であることから作業スペースが限
られるなど、困難なことはあったが、後半
は天候にも恵まれ、仕上げの段階で遅れを
取り戻せた。最後まで無事故で竣工を迎え
られ、関係者に感謝しています」と話した

 新ビル建設事業は、旧山形県農協会館お
よび隣接する産業ビルが、築後40年以上が
経過し、老朽化が進んでいたことに加え、
耐震性が不足していたことから立案。新J
Aビルは、免震工法を採用したSRC10F
12,291.6uの施設で、20年11月5日に起
工した。設計・施工・管理は全国農業協同
組合連合会山形県本部、設計は全農山形一
級建築士事務所、設計協力は秦・伊藤

設計、建築工事は千歳建設・山形建設・升
川建設共同企業体、機械設備工事は山形企
業、電気設備工事は東北電化工業が担当し
た。
 また、2期工事となる立体駐車場は、S
5F4,297uの規模で、屋上を含む駐車

台数は約150台を予定している。3月までに
は実施設計を完了させ、3月中旬から下旬
ごろに産業ビルの解体工事に着手し、6月
ごろ施工業者を選定、23年3月の完成を予
定している。JAビルも含めた全体総事業
費は約45億円を見込んでいる。

新酒拝戴する関係者
▲新酒拝戴する関係者

完成した新JAビル
▲完成した新JAビル