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国交大臣賞に金山町ほか2地区

平成22年度都市景観大賞「美しいまちなみ賞」

2010月5月24日掲載

 国土交通省は5月21日、平成22年度都市
景観大賞「美しいまちなみ賞」の受賞地区
を発表した。国交大臣賞にあたる大賞に
は、山形県金山町の金山地区、岡山県倉敷
市の倉敷美観地区の2地区を選定した。
 都市景観大賞美しいまちなみ賞は、良好
な景観形成の動きを国民運動として全国展
開していくため平成13年度から開始された
表彰制度。
 金山町金山地区(42ha)の景観の取り
組みは昭和38年の「全町美化運動」から始
まり、地区ごとに様々な住民活動が活発に
展開されている。また金山型住宅の建設
は、昭和58年の「街並み景観づくり100年
運動」、昭和60年の「金山町街並み景観条
例」の制定をベースとして始められ、町内
の街並みは徐々に金山型住宅が支配するよ
うになっている。

 さらに金山型住宅の一層の普及を目指し
て次世代型の長期耐久優良住宅について、
プロポーザルによる事業実施選考を行い、
採用された提案のもとにモデル住宅が建設
されているなど、全町あげた景観形成の取
り組みが高く評価。
 金山町では町民の定住意識が周辺の他市
町村に比べて高く、景観形成への取り組み
が住民の定住意識の高まりのレベルまで深
くひろがってきているように感じられる。
景観形成の効果が新たな段階にまで至って
きているという点で大賞に値するものとし
て高く評価できるとした。
 なお、大賞地区は6月1日に開催される「
日本の景観とまちづくりを考える全国大
会」において表彰する。