112号霞城改良に14〜17億
トヨタカローラ城北店 用地交渉後、事業プラン策定へ
2010月2月4日掲載
22年度政府予算案に盛り込まれた国交省
関係の県内主要事業への配分規模が2月2日
に明らかにされたが、このうち112号霞城
改良事業には、14〜17億円が措置されてい
る。予算要求の段階では、旅籠町・城北地
区の用地買収および旅籠地区の改良工事推
進として、15〜18億円だったことから、ほ
ぼ要求通りの水準となっている。
霞城改良事業は、幅員が狭いなど、幹線
道路としての機能が低下している山形市内
の国道112号について、14年度に供用を開
始した東北中央自動車道の山形中央ICか
ら山形市街地への直線ルートとして交通量
の増加も見込まれることから、山形市城北
町1丁目から文翔館西交差点を南進して七
日町1丁目に至る延長1,300mについて、4
車線に拡幅して交通容量の確保を図るも
の。
14年度から事業が着手され、旅籠町地区
などを中心に、先行して工事が進められて
いる。昨年11月末時点での事業進捗率は
約52%、用地進捗率は約31%となっている
。
旅籠町1丁目地内で現道に面する仏壇の小
嶋源五郎本店では、西側にセットバックす
る形で、現在、新店舗・住居棟の工事が進
められている。
実際に、現道を通ってみると、JR奥羽
本線を跨ぐ昭和橋の東側の旅籠町や大手町
地区では、ようやく道路の姿が見え始めて
きたが、西側の城北地区では、まだ用地買
収が進んでいない状況。昨年、整備局側か
ら沿線住民に対して一度、事業説明会が行
われたが、その後、具体的な用地交渉は無
い模様だ。トヨタカローラ山形では「道路
が拡幅されれば、当然、既存店舗の敷地部
分もかかるため、改築なりを考えなければ
ならないと思うが、整備局側から具体的な
用地交渉が無い状況では、事業プランも立
てられない状況。予算が配分されるような
ので、進捗を見守りたい」と話す。
▲今後、用地交渉が本格化する城北地区
▲先行して事業が進められている昭和橋東側