歴史と伝統のさらなる発展誓う
県立山形工業高校が創立90周年
2010月10月29日掲載
県内の建設業界へ多くの有能な人材を輩
出してきた山形県立山形工業高等学校が今
年度で創立90周年を迎え、10月29日に記
念式典が行われた。
同校は、1920年に山形工業学校として設
立されて以来、ものづくりを重視する専門
性の高い教育を行い、これまでの卒業生は
約2万6,000人にのぼる。
11時から正面玄関前で行われたモニュメ
ント「記憶の塔」の除幕式には、関係者約
20人が出席。吹奏楽部のファンファーレを
合図に、千歳榮実行委員長、佐藤義雄校
長、生徒会長の高橋権吾君らが除幕した
。「記憶の塔」は、創立80周年を記念して
平成12年に建立されたモニュメントで、創
立年数分の石板が螺旋状に積み上げられ、
歴史の記憶と永遠の上昇発展を表現してい
る。90周年を迎えたモニュメントの高さ
は、これまでの3m60cmから4m05cmとな
った。
生徒会長の高橋君は「あすからの山工祭
を前に、90年という歴史の重みを受け止
め、諸先輩方の築いてこられた歴史と伝統
をさらに発展させ、後輩に伝えていきた
い」と抱負を述べた。
また、県民会館では、ものづくり学習成
果発表会として、14時15分から16時30分
まで、機械システム科のソーラーカーの製
作、自走式描画ロボットの製作、電子シス
テム科の電光掲示板の製作、情報システム
科のGPGPUによる物理演算を用いた仮想空
間構築、建築システム科の三光門の製作、
環境システム科のコンクリートカヌーの製
作、環境計測器の製作、BDFの製造及び普
及啓発活動、風車の製作が紹介されてい
る。