26日まで応募意思表明受付
寒河江市 中学校給食事業でプロポーザル公告
2010月4月15日掲載
寒河江市は4月15日、市内の中学校で23
年4月から学校給食を開始するため、調理
場施設の整備、調理、配送及び食器、食缶
等の洗浄・消毒保管等の業務を民間事業者
に委託するため、プロポーザルを公告し
た(詳細は、寒河江市HP参照)。
応募資格は、22年4月15日現在、寒河江
市内に本社(本所、本店)を有する法人
で、調理場施設を市内に整備(既存施設の
改修・増築を含む)すること、市立中学校
3校に1日当たり約1,400食の給食を調理
し、配送できること、学校給食法ほか学校
給食関係法令等を熟知し、学校給食の趣旨
を十分に理解するとともに、「学校給食衛
生管理基準」及び「大量調理施設衛生管理
マニュアル」を順守した業務が遂行できる
ことなど。
説明会は、4月21日13時30分から市役
所会議室で開催する予定(参加希望者は、
4月19日まで申込者書を事務局に提出)
。
その後、4月26日まで応募意思表明書の提
出を受け付ける。提案書の提出は、6月11
日までで、6月23日にプレゼンテーション
及びヒアリングを実施する。
委託期間は、23年4月1日から33年3月3
1日までとし、委託料の支払いは、23年4月
から委託期間に係る委託料の総額の120分
の1の額を毎月支払う。
同市では、小学校は自校調理方式として
いるが、市内に3つある中学校(陵東、陵
南、陵西)では、牛乳のみの「ミルク給
食」とし、家庭の事情で弁当を持参できな
い生徒には一部、弁当販売方式を取り入れ
ている。これまで、食育の原点は家庭にあ
るという考え方のもとに、こうした制度と
してきたが、共働きの家庭が増えているな
どの社会環境の変化から、中学校でも給食
を取り入れてほしいという要望が市民から
多く寄せられ、21年1月に就任した佐藤
洋樹市長も公約に掲げていた。
21年1月28日に、佐藤市長から市教育委
員会に対し、中学校給食の実施に向けた検
討が要請され、これを受けて、市教育委員
会では、県内はもとより、千葉や東京など
の給食施設の視察を実施するとともに、6
月には中学校給食検討専門委員会を設置
。
自校調理方式や、共同調理場方式、民設民
営方式、家庭弁当と民設民営方式の給食と
の選択方式などを検討してきた。その結
果、初期投資額が抑えられ、民間のノウハ
ウを生かした効率的な管理運営が期待され
るなどの理由から、民設民営方式に決定し
ていた。