経常利益は高水準
県内建設企業財務統計
2020月11月6日掲載
東日本建設業保証山形支店は、19年度(
令和元年度)の県内建設企業の財務統計指
標をまとめ公表した。これは、経営活動の
実態を計数によって把握することにより、
経営合理化の参考に資することを目的に毎
年実施している。調査対象は、総合建設
業(土木建築、土木、建築)のほか電気工
事業、管工事業で、今回は土木建築が105
社、土木159社、建築47社、電気62社、管
103社の476社の決算資料を分析した。
下記グラフが示す通り、黒破線の東日
本平均を基準にみると、売上高経常利益率
と総資本経常利益率、自己資本比率は高ポ
イントで、特に売上高経常利益率は前年度
比0.02ポイント減少したが、東北平均、東
日本平均を共に上回っており、東北地区で
は最上位に位置している。業種別では電気
が5.62%と最も高く、建築が1.88%と最も低
くなっている。反面、総資本回転率、一人
当たり売上高は前回同様平均を大きく下回
っている。