19年度の保証実績
東日本建設業保証
2020月4月28日掲載
東日本建設業保証山形支店は、19年度の
保証実績をまとめ発表した。
山形県内の公共工事動向を前払金保証実
績で見てみると、山形県全体の件数が3,77
2件、請負金額が2,034億円で、前年度比
件数で241件(6.8%)の増、請負金額で31
2億円(18.2%)の増額となっている。工
事目的別の推移でみると、前年度に比べ「
病院」が49億円、「電気・ガス」が15億円
の減となっているが、「治山・治水」が11
3億円、「道路」が60億円、「教育」が57
億円増加している。
発注者別では、国関係は前年度に比べ件
数で28件、請負金額では37億円の増で、そ
のうち東北地方整備局関係は件数で17件、
請負金額で31億円の増となっている。特に
東北地方整備局本局発注の10億円以上の大
型工事が増加したほか、新庄工事事務所が
件数、請負金額ともに増加している。1件
当たりの平均請負金額は前年度とほぼ同
額で、全体の工事量が増加している。
山形県関係では、件数で280件、請負金
額で195億円の大幅増となっており、特に
県土整備部が件数で252件、請負金額で16
5億円増加した。これは3億円未満の災害復
旧工事が増加したことが主な要因となって
いる。農林水産部は、山形県農業総合研究
センター園芸試験場関連工事が増加したこ
とにより、5件、21億円の増額。
市町村関係では、件数で54件減少した
が、金額で111億円増加しており、35市町
村の中で20市町村が増加した。特に大きい
のは、米沢市が市庁舎の建設等により53億
円、新庄市が明倫学園建設等により33億
円、鶴岡市がごみ焼却施設整備等により26
億円増加した。反面、減少額が大きかった
のは庄内町の27億円、飯豊町の16億円減な
どとなっている。
▲工事目的別の推移