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年末に向け景気悪化傾向

東日本建設業保証 第122回建設業景況調査

2011月11月7日掲載

 東日本建設業保証は、「建設業景況調
査(第122回)」を実施、結果の取りまと
め・分析を行っていたが、まとまったこと
から公表した。
 この調査は、同社のほか全国3保証事業
会社が共同で全国規模で四半期ごとに実施
しているもの。平成23年度第2回調査(9月
実施)の山形版では、今期(7〜9月実績)
と来期(10〜12月見通し)で構成され、@
地元建設業界の景気A受注B資金繰りC金
融D資材E労務F収益G経営上の問題点の
8項目で分析されている。調査結果の概観
を見てみると、今期地元建設業界の景気は
悪い傾向が弱まっているとしているが、来
期は悪い傾向がかなり強まるとしている(
別表)。
 また、項目分析の資材価格をみると、今
期は上昇傾向がかなり弱まっているもの
の、来期では上昇傾向が続くとしているほ
か、労務確保についても、今期は困難傾向
が弱まっているが、来期は強まるとみてお
り、年末にむけて資材の価格上昇と労働力
確保が困難傾向にあることが示されてい
る。経営上の問題点で突出しているのが

受注減と競争激化をあげており、経営者の
苦悩がみえる。