佐藤孝弘山形市長らが鍬入れ
道の駅(仮称)蔵王安全祈願祭
2022月10月7日掲載
山形市は、東北中央自動車道山形上山IC
北側に「道の駅(仮称)蔵王」を新設する
計画を進めており、本格的な工事着手を前
に7日、現地で安全祈願祭が執り行われ
た。
会場となった山形県観光物産館南側の建
設予定地には関係者55名が出席、神事が行
われ、伊藤彰秦・伊藤設計社長、佐藤孝弘
山形市長、橋本裕樹東北整備局山形河川国
道事務所長、市村清勝市村工務店社長らが
地鎮の儀を行い工事の安全を祈願した。
最後に佐藤山形市長が「私の選挙公約の
一つとして進めてきた事業で、ようやくこ
こまできたと感慨深い思いがある。蔵王温
泉の入り口でもあり山形市の観光拠点にな
ることを期待している。2023年10月31日
の完成に向け安全第一で取り組んでいただ
きたい」とあいさつ。遠藤栄次郎山形県観
光物産館グループ会長が「道の駅には従来
の機能のほか、様々なイベントができる多
目的ホールや文化発信機能、防災拠点機
能なども備えており、地域の皆様にも愛さ
れる施設になるものと期待している」と話
した。
事業はDBO形式で実施することになって
おり、「道の駅(仮称)蔵王設計建設工事
共同企業体(代表者:市村工務店)」が担
当する。設計を含めた建設期間は21年10月
〜23年10月までとなっており、SPC「表
蔵王ベルタウン」による運営・維持管理期
間は23年12月〜38年11月までと設定して
いる。
施設は、山形市表蔵王の山形県観光物産
館南側の敷地2万0,200m2に、S2F延べ2,5
00m2規模で計画しており、蔵王連峰の山並
みに調和し、隣接する商業施設と一体とな
る施設を基本コンセプトとし、休憩スペー
ス、トイレ、商業施設、駐車スペース377
台を確保するほか、南側広場には屋根付き
の炊事場やかまどベンチを整備するなど、
防災機能を備える。
▲伊藤彰秦・伊藤設計社長
▲内部完成イメージ