経営上の問題は人手不足
第130回建設業景況調査
2013月10月24日掲載
東日本建設業保証ほかが実施している「
第130回建設業景況調査」がまとまったこ
とから公表した。今回の調査は13年7月〜9
月の実績(今期)と12年10月〜12月(来
期)までの見通しについて実施した。全国
的な景気は前期比で6.0ポイント上昇し
、「良い」傾向に転じている。地区別では
北海道、東北、北陸及び九州でよい傾向を
示しており、中でも北海道が15.5とプラス
が大きくなっている。
山形県版では、<景気>については地区
別、業種別、規模別全ての区分で「良い」
傾向が強まっており、来期も継続し良い傾
向が続くと見られている。<受注>は、受
注総額では増加傾向がかなり弱まってお
り、特に民間工事の減少傾向が強い。来期
は官・民共に減少傾向が続く見通し。<
資金繰り>は依然厳しい傾向が続いており
来期はさらに強まる予想で、受取手形の平
均サイトは91〜120日が全体の70.5%となっ
ている。<金融>は銀行等の貸出し傾向は
容易な傾向に転じており、来期は容易と厳
しさが均衡する見通し。ここのところ注目
されている<資材>は、上昇傾向がやや強
まっており調達困難傾向が続いており、来
期も続く見通し。「労務」については確保
困難がやや強まってきているが、来期は確
保困難傾向がやや弱まる見通し。
<経営上の問題点>は、人手不足(57.9
%)が最も多く、次いで競争激化(47.4%
)、従業員の高齢化(36.8%)の順となっ
ている。