東北から550人が参加
「フォーラム:がんばろう!東北」
2012月7月18日掲載
「東北の社会資本を考える会」(代表:
東北経済連合会)は18日、「フォーラム:
がんばろう!東北」を山形市のホテルメト
ロポリタン山形で開催した。
フォーラムには東北各県から約550人が
参加、主催団体を代表し高橋宏明東北経済
連合会会長が「政府のコンクリートから人
へという政策方針や、地方公共団体におけ
る財政ひっ迫の影響等から、公共事業関係
費は、災害復旧費を別にすれば、依然とし
て、削減されているという厳しい状況が続
いている。しかし、震災からの復旧・復
興、そして安全安心な国土づくりの観点か
ら、高速道路をはじめとする社会資本整備
は極めて重要であり、国の役割として積極
的に取り組んでいただきたい」と訴えた。
続いて、徳山日出男国土交通省東北地方
整備局長が「初動対応・復旧から、復興に
向かって」と題した基調講演を行った。
講演の中で、「局の情報収集機能はほぼ順
調で、中でも熊谷順子防災課長の機転によ
り、津波に襲われる直前に仙台空港からヘ
リコプター(みちのく号)を飛ばし、情報
を収集できたことは大きな成果であった」
さらに当時の大畠章宏国土交通大臣から「
人命救助が第一、あなたが国土交通大臣及
び事務管に成り代わって陣頭指揮をとり、
政府代表と思って、考えられることは全部
やってくれ」と指示を受けたことにより、
その後の対応が迅速にできたと思っていま
す。人命救助と合わせて行ったのが「道路
啓開」作業でした。道路をつなぐ(開く)
ことはまさに生命線でした。復旧もまだ道
半ばの現状にあって、今後本格的な復興に
取り組んでいくためには@東北全体のバラ
ンスの取れた復興A復興を円滑に進める工
夫の2点が大切と強調した。
▲基調講演する徳山日出男局長