マンパワーで漂着ゴミを撤去
佐藤工務 由良海岸で清掃活動
2011月7月2日掲載
佐藤工務(鶴岡市東新斎町7-61 佐藤友
和社長)は7月2日、鶴岡市の由良海岸でボ
ランティアの清掃活動を実施した。ゆかり
の深い同地区の清掃活動を通じて、地域へ
の感謝の気持ちを伝えるとともに、社員の
意識向上を図るために、海開きを目前にし
たこの時期に、毎年行われているもので、
今年で6回目となる。
当日は、社員とその家族、総勢80人が午
前9時に現地に集合。例年は、ふれあい護
岸と白山島に同じくらいの人数を割り当て
てきたが、今年は、木材などが例年とは比
較にならないほど、ふれあい護岸に漂着し
ていたことから、こちらに重点を置いての
作業となった。
護岸には、足の踏み場もないほどの漂着
物が堆積。参加者は、最初のうち、どこか
ら手をつけていいか分からないような状況
に戸惑いを隠せない様子だったが、まずは
大きさごとに分別を始めた。中には、持ち
上げられないほどの丸太もあったが、こち
らは準備されたチェーンソーを使い、熟
練した作業員が手際よくカットしていった
。
軽トラック3台とダブルピック1台を使っ
て集積所までピストン輸送されたが、それ
でも間に合わない分は、一輪車に山のよう
に積んで運ぶ場面も。細かいゴミを集める
ために約250枚準備されたゴミ袋も、途中
で足りなくなり、社員が買い出しに向かっ
た。
約2時間の作業で、周辺は見違えるよう
にきれいに片づけられたが、集められたゴ
ミは10tダンプ約3台分にも及んだ。
午前10時を過ぎた頃から、涼を求めに観
光客の姿も見え始めた。山形市から訪れた
親子は、きれいになったふれあい護岸でさ
っそく、カニやヤドカリを捕まえ始めた。
父親は「ボランティアでやっているんです
か。すごいゴミの量ですよね」と驚いた様
子。「おかげで子どもたちが、きれいな海
辺で遊ぶことができてよかった」と感謝し
ていた。
▲集められた大量のゴミ