旧宮内繭市場繭蔵
登録有形文化財
2016月12月2日掲載
山形県が、国の文化審議会に登録申請し
ていた建造物登録有形文化財の登録が完了
し、11月29日付けの官報に告示された。
今回新たに登録されたのは上山温泉にあ
る「ニュー村尾浪漫館離れ」と南陽市宮内
にある「旧宮内繭市場繭蔵」3棟、関連し
た「多勢丸中住宅」2棟、現在夕鶴の里資
料館として使用している「旧多勢丸多製糸
場繭蔵」の計7件。
今回の登録基準は、@国土の歴史的景観
に寄与しているA造形の規範となっている
点が評価された。特に、繭蔵3棟は1922年
〜1927年ごろに建てられており、1号館は
土蔵造、2号館・3号館は鉄筋コンクリート
造となっている。いずれも小屋組を桁行3
8mトラス構造で構成されており、蚕糸業
で栄えた地域の歴史を伝える建物群となっ
ている。
▲旧宮内繭市場繭蔵内部