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地方の底力 建設業に期待

山形県優良建設工事顕彰式

2010月8月5日掲載

 平成22年度の山形県優良建設工事顕彰式
が8月5日、県庁知事室で行われ、受賞した
10社の代表者に吉村知事から表彰状が手渡
された。
 この顕彰は、県内建設企業の技術及び資
質の向上を図るために平成7年度から行っ
ているもので、請負金額1,000万円以上の
県発注工事のなかで、工事成績が80点以上
で、厳しい施工条件や自然条件を克服し、
安全確保に努めたものや、創意工夫による
品質確保の取り組み、地域社会への貢献な
どで、他の模範となる工事を顕彰する。今
年度は、道路部門4件、河川砂防部門3件、
都市計画部門1件、農林水産部門2件の10件
が選定された。このうち、道路部門の北山
建設(北山治寿社長)、阿部建設(阿部孝
志社長)、河川砂防部門の鏡建設(鏡安信
社長)、伊藤組(伊藤重社長)、若松建
設(若松俊也社長)は初受賞となった。
 吉村知事は「受賞された皆さんは、安

全確保はもとより、会社一丸となった取り
組みで、出来栄え、品質ともにすばらしい
社会資本をつくり上げられた。県内の景気
は、一部で持ち直しの傾向が見られるもの
の、依然として厳しく、県としても直面し
ている景気・雇用対策に全力を挙げてい
る。建設産業は、県民の生活にとって重要
な社会資本の担い手であると同時に、県内
の就業人口の約1割を占める基幹産業でも
ある。世界的な異常気象のなか、安全・安
心な生活を守っていくためにも、地方の底
力として大きく期待している」と述べた。
 受賞者を代表して阿部孝志社長は「建設
業の社会的な役割と責任を改めて感じてい
る。受賞を契機に、これからもよりよい社
会資本の整備に努めていきたい」と謝辞を
述べた。
 各顕彰工事名(施工地)、請負者は次の
通り。
<道路部門>

▽平成20年度地域力・基盤力向上道路整備
事業主要地方道山形天童線舗装整備工事(
山形市落合)=渋谷建設
▽平成21年度道路施設長寿命化対策事業一
般国道287号谷地橋(P4)橋脚補強工事(
河北町谷地)=升川建設
▽平成20年度道路保全事業主要地方道尾花
沢最上線舗装整備工事(最上町富澤)=北
山建設
▽平成20年度地域力・基盤力向上道路整備
事業一般国道344号歩道設置工事(第2工
区)(酒田市小泉)=阿部建設
<河川砂防部門>
▽平成20年度(ゼロ国債)水害対策河川整
備事業須川排水樋門工事(山形市沼木)=
鏡建設

▽平成21年度水害対策河川整備事業最上小
国川根固工事(舟形町長沢)=伊藤組
▽平成20年度河川等災害復旧事業20年災4
701号柏谷沢川河川災害復旧工事(酒田市
柏谷沢)=若松建設
<都市計画部門>
▽平成20年度都市公園活用推進事業山形県
総合運動公園特設駐車場(第2工区)工
事(天童市山王)=東海林建設
<農林水産部門>
▽平成21年度鮭川左岸地区経営体育成基盤
整備事業第2工区工事(鮭川村京塚)=矢
口興業
▽平成20年度沢の内復旧治山工事(酒田市
常善寺)=出羽工業