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事業予定者決定は2月下旬ごろに

天童市芳賀土地区画整理組合 商業街区の事業提案プロポ

2010月1月29日掲載

 天童市芳賀土地区画整理組合(天童市長
岡北1の1の16)は、事業地内のほぼ中央に
当たる78,563.66uの商業街区の事業予
定者を選定するため、提案型プロポーザル
方式で募集を行っているが、1月29日夕方
までの段階で数社が提案を提出、さらに、
同日付の郵送まで受け付けるため、2月1日
までは最終的な提案提出者の数は確定しな
い状況となっている。
 また、同組合事務局によれば、募集開始
から受付までの期間が短かったこともあ
り、参加資格確認通知を行った者全てが提
案を提出している訳ではないことも踏ま
え、受付期間を延長する必要もあるのでは
ないかという意見が組合内部に出ている模
様で、スケジュールが若干、遅れる見通し
だという。組合側としては、あまりに厳格
にスケジュールを守るよりも、できるだけ
広い選択肢の中から、まちづくりのコンセ
プトに合った提案を選びたいというのは

当然だろう。
 提案書類がそろった段階で、組合内部で
基礎審査を行い、その後、有識者を交えた
選定委員会を開くことにしているが、その
基礎審査の段階でも、開発コンセプトに合
致したものが無いとなった場合には、仕切
り直す可能性もあるという。
 当初の予定では、2月1日から8日までの
間に、選定委員会を開き、事業予定者から
のヒアリング等を実施したうえで、決定す
る方針だったが、現在の状況から、事業予
定者が決定するのは、順調にいって2月下
旬ごろにずれ込みそうだ。
 芳賀土地区画整理事業は、天童市街地南
西側の73.2haを対象に、19年度に都市計
画決定され、組合施行で順次整備が進めら
れており、保留地分譲は23年度を目標とし
ている。今回、対象となっている商業街区
は、もともと都市計画決定時には、第一種
低層住宅専用地域だったが、市内におけ

る大型店舗の撤退などから、賑わいと交流
を生み出す施設の復活を望む市民の要望に
応える形で、昨年、用途が変更された。
 この商業街区開発に当たっては、地区の
まちづくりに貢献することを前提条件と
し、「環境と調和した魅力あるまちづく
り」という開発コンセプトと、「環境の

確保に配慮したまちづくり」「多様な世代
が集うコミュニティ豊かな生活交流拠点の
形成」「地域と調和した景観と防災機能の
創出」というまちづくりの誘導目標も設定
されている。

開発予定地
▲開発予定地